COMPARISON
Salesforceをベースにした葬儀システム、何が違うのか
Salesforceを基盤にした葬儀システムには、葬儀社ごとにカスタム構築する方式と、Salesforce公式のアプリ市場AppExchangeに掲載されたパッケージ製品があります。どちらも「Salesforceベース」ですが、選ぶときに効いてくる違いがあります。
同じ「Salesforceベース」でも、提供のされ方が2種類あります。
- ひとつは、葬儀社ごとにカスタム構築する方式です。Salesforce を土台に、その葬儀社専用のシステムを作り込みます。要件に合わせた自由度が高いのが利点です。
- もうひとつが、Salesforce公式のアプリ市場「AppExchange」に掲載されたパッケージ製品です。ブリッジ葬儀はこちらで、掲載の必須条件であるSalesforceのセキュリティレビューに合格しています。
- この違いは、セキュリティを誰が確かめているか、法改正のたびに費用が発生するか、担当者が変わっても保守が続くか、という形で表れます。
葬儀業務に特化したSalesforce AppExchange掲載製品は、世界でブリッジ葬儀のみです。開発元のシンクエイトは、葬儀業界に特化した世界で唯一のSalesforceパートナーです。
根拠:株式会社セールスフォース・ジャパンへの確認(2026年9月時点)
項目別の比較
| 項目 | ブリッジ葬儀AppExchange 掲載のパッケージ製品 | カスタム構築型Salesforce 上に葬儀社ごとに構築する方式 |
|---|---|---|
| 提供形態 | Salesforce AppExchange に掲載されたパッケージ製品。全利用企業に同じバージョンを提供 | 葬儀社ごとにカスタム構築。その葬儀社専用のシステムになる |
| Salesforce とのパートナー契約 | 株式会社セールスフォース・ジャパンと AppExchange パートナー契約を締結(2025年)。ISV パートナーとして製品を提供 | AppExchange に製品を掲載する場合はパートナー契約が必要。構築型はこの枠組みの対象外 |
| Salesforce の審査 | セキュリティレビューに合格して AppExchange に掲載(葬儀業務特化としては業界初) | AppExchange への掲載を伴わないため、セキュリティレビューの対象外 |
| セキュリティの確かめ方 | Salesforce の製品セキュリティチームによる第三者審査に合格 | Salesforce のインフラは共通して堅牢。その上に作り込んだ部分は、提供元の自己申告によることが多い |
| 月額費用 | 1ユーザーあたり月額3,000円(税別)〜。Salesforce の別途契約が不要な OEM 版の場合 | 構築内容によって決まるため、個別のお見積りとなるのが一般的 |
| 導入までの期間 | パッケージのインストールから開始できる。既存環境や移行データの量により変動 | 要件定義から構築するため、一般に相応の期間を要する |
| 法改正・税率改定への対応 | 標準のバージョンアップに含まれ、追加改修費用は不要 | 作り込んだ部分は個別対応になるため、改正のたびに改修費用が発生しやすい |
| 保守の継続性 | 製品として提供・更新される。更新履歴も公開しており、担当者の交代に左右されない | 構築した担当者・ベンダーの知見に依存しやすく、交代時の引き継ぎが課題になりやすい |
※「カスタム構築型」の欄は、Salesforce 上に葬儀社ごとにシステムを構築する方式に一般的に当てはまる内容です。実際の条件は提供事業者や構築範囲によって異なりますので、検討中のシステムについては各社にご確認ください。
違いが効いてくるのは、どこか
Salesforce のパートナーとして製品を出しているか
Salesforce AppExchange に自社製品を掲載するには、Salesforce とのパートナー契約(ISV パートナー契約)を結び、そのうえでセキュリティレビューに合格する必要があります。シンクエイトは2025年に株式会社セールスフォース・ジャパンと AppExchange パートナー契約を締結し、同年9月に「ブリッジ葬儀」を AppExchange へ正式リリースしました。葬儀業務に特化したソリューションとしては業界初の掲載です。Salesforce を土台に葬儀社ごとへ構築する方式は、そもそもこの掲載の枠組みの対象になりません。つまり、Salesforce のプラットフォームを使っているという点は同じでも、Salesforce のマーケットプレイスに製品として並んでいるかどうかは異なります。
セキュリティを、誰が確かめているか
セキュリティの裏づけには、大きく2つの方式があります。ひとつは自社で宣言する方式です。たとえば IPA(情報処理推進機構)の SECURITY ACTION は、企業がセキュリティ対策への取り組みを自ら宣言する制度で、ISMS認証やプライバシーマークのような第三者の審査・認証を伴いません。IPA自身も、企業は「認定を受けた」ではなく「宣言した」と表現するよう案内しています。取り組みを表明すること自体は前向きな姿勢ですが、性質としては自己申告です。もうひとつが、第三者の審査を受ける方式です。ブリッジ葬儀は Salesforce AppExchange に掲載されており、掲載には Salesforce のセキュリティレビューへの合格が必須条件です。Salesforce の製品セキュリティチームが、顧客データをどこまで守れるかという観点でシステムの脆弱性を検査し、問題があれば対応するまで掲載できません。なお、Salesforce のインフラ自体はどの方式でも共通して堅牢です。違いが出るのは、その上に作り込まれた部分を誰が検査しているか、という点です。葬儀社が預かるのは故人とご遺族の情報です。この違いは、確かめ方の違いとして意味を持ちます。
法改正のたびに、費用が発生するかどうか
消費税率の改定やインボイス制度のような法改正は、葬儀社の見積・請求業務に直結します。ブリッジ葬儀は製品として全利用企業に同じ更新をお届けするため、法改正への対応は標準のバージョンアップに含まれ、そのための追加改修費用はいただいていません。一方、葬儀社ごとに作り込まれた仕組みの場合、その作り込んだ部分は個別に対応する必要があるため、改正のたびに改修の見積りが発生しやすくなります。導入時の費用だけでなく、10年使ったときの総額で比べると差が出やすいところです。
担当者が変わっても、続けられるか
個別に構築されたシステムは、構築した担当者やベンダーの知見に依存しやすく、担当が変わると誰も手を入れられなくなることがあります。ブリッジ葬儀は AppExchange に掲載された製品として、全利用企業に同じバージョンを提供し、更新履歴も公開しています。特定の個人に依存しない形で、長く使い続けられます。葬儀システムは10年、20年と使うものです。導入した時点の使い勝手だけでなく、その先も手が入り続けるかどうかは、選ぶときに見ておきたい点です。
小規模から始められるか
ブリッジ葬儀は1ユーザーあたり月額3,000円(税別)からで、Salesforce を別途契約する必要のない OEM 版であればこれだけで完結します。葬儀社ごとに構築する方式は、構築内容によって費用が決まるため個別のお見積りとなるのが一般的で、最初にまとまった投資が必要になることがあります。小さく始めて、必要になったら広げていく、という進め方ができるかどうかは、ここで差が出ます。
SECURITY ACTION が第三者審査を伴わない自己宣言制度であることはIPA(情報処理推進機構)の公式サイトに、AppExchange 掲載にセキュリティレビューの合格が必須であることはSalesforce の開発者向けドキュメントに記載されています。AppExchange パートナー契約の締結と正式リリースはプレスリリースで公表しています。
カスタム構築型のほうが向いている場合もあります
どちらが優れているという話ではなく、選び方の違いです。次のような場合は、一社ごとに構築する方式のほうが合うことがあります。
- 自社独自の業務フローや帳票レイアウトを、そのままの形でシステムに落とし込みたい場合。一社ごとの構築であれば、要件に合わせて自由度高く作り込めます。
- 葬儀業以外の事業(仏壇・仕出し・供養品販売など)まで含めて、細かく作り込みたい場合。
- システムだけでなく、ホームページ制作やPC・周辺機器の調達まで、まとめて一社に相談したい場合。
反対に、第三者の審査を通った製品を選びたい、小さく早く始めたい、法改正のたびに費用をかけたくないという場合は、ブリッジ葬儀がお役に立てます。
よくあるご質問
Q.Salesforceをベースにした他の葬儀システムとは何が違いますか?
提供形態が違います。ブリッジ葬儀はSalesforce公式のアプリ市場「AppExchange」に掲載されたパッケージ製品で、掲載の必須条件であるSalesforceのセキュリティレビューに合格しています。バージョンアップは製品として全利用企業に提供され、消費税率の改定などの法改正対応も標準のアップデートに含まれます。一方、Salesforceを土台に葬儀社ごとへカスタム構築する方式もあります。要件に合わせて自由に作れる反面、AppExchange掲載の枠組みの対象外となるためSalesforceのセキュリティレビューは受けておらず、法改正や機能追加のたびに個別の改修見積りが必要になりやすくなります。どちらが優れているというより、審査を通った製品を早く安全に使い始めたいか、個別要件を作り込みたいかの選択になります。
Q.ブリッジ葬儀は Salesforce の公式パートナーが作っているのですか?
はい。開発元の株式会社シンクエイトは、2025年に株式会社セールスフォース・ジャパンと AppExchange パートナー契約を締結しています。AppExchange に自社製品を掲載するには、このパートナー契約を結んだうえでセキュリティレビューに合格する必要があります。ブリッジ葬儀は同年9月に AppExchange へ正式リリースされ、葬儀業務に特化したソリューションとしては業界初の掲載となりました。
Q.Salesforceベースなら、どれもセキュリティは同じではないのですか?
Salesforceのインフラ自体は、どの方式でも共通して堅牢です。違いが出るのは、その上に作り込まれた部分を誰が検査しているかという点です。AppExchangeに掲載された製品は、Salesforceの製品セキュリティチームによるセキュリティレビューを通過しています。一方、葬儀社ごとに構築されたシステムはこの審査の対象外となるため、作り込んだ部分の安全性は提供元の自己申告によることが多くなります。なお、IPAのSECURITY ACTIONのような制度もありますが、これは企業が自ら宣言する制度で、第三者の審査を伴いません。
Q.料金はどちらが安いですか?
ブリッジ葬儀は1ユーザーあたり月額3,000円(税別)からで、Salesforceの別途契約が不要なOEM版であればこれだけで完結します。葬儀社ごとに構築する方式は、構築内容によって費用が決まるため個別のお見積りとなるのが一般的です。必要な機能や構築範囲によって総額は変わりますので、比較検討の際は初期費用と月額の両方に加え、法改正や機能追加のたびにかかる費用も含めてご確認ください。
Q.カスタム構築のほうが向いているのはどんな場合ですか?
自社独自の業務フローや帳票を、そのままの形で細かく作り込みたい場合です。一社ごとの構築を前提とする方式であれば、要件に合わせた自由度は高くなります。また、葬儀業以外の事業まで含めて作り込みたい場合や、ホームページ制作・PC調達までまとめて相談したい場合にも適しています。一方、第三者の審査を通った製品を選びたい、小さく早く始めたい、法改正のたびに費用をかけたくない、という場合はブリッジ葬儀をご検討ください。
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