Salesforce 基礎
施行情報・会員契約の自動連番採番を設定する
v2.4.0 から、施行情報 (Ceremony) と会員契約 (Membership) の 名前 (Name) を自動で連番採番 できるようになりました。担当者が名前を手入力しなくても、保存時に「S-202606-001」のような番号が自動で振られます。
採番のルールは 連番採番設定 (SequenceNumbering__mdt) というカスタムメタデータ型で管理します。v2.9.0 から、この設定と「次の番号」を[ブリッジ葬儀 設定]タブの画面から変更できるようになりました。 カスタムメタデータ型や採番カウンターを直接編集する必要はありません。
このページでは、採番ルールの設定方法と、レコードページから Name 項目を隠す手順を説明します。
採番の仕組み
- レコードの 保存 (新規作成) 時 に、トリガーが Name を自動採番します。
- Name を手入力したレコードはそのまま尊重 され、上書きされません (空のときだけ採番)。
- 採番ルールはレコードタイプごとに設定でき、接頭辞・日付・桁数・リセット周期 を組み合わせて番号を組み立てます。
既定の採番ルール
パッケージには、あらかじめ以下の設定が同梱されています。
設定 (対象) | 採番フォーマット | 例 |
|---|---|---|
施行情報・葬儀 (Ceremony / Sougi) |
|
|
施行情報・法要 (Ceremony / Houyou) |
|
|
施行情報・上記以外 (Ceremony 共通) | 連番5桁 (接頭辞なし) |
|
会員契約 (Membership) |
|
|
v2.9.0 から、採番対象に「事前相談」と「合計請求」が加わりました。
そのまま使えますが、接頭辞や桁数を組織の運用に合わせて変更できます。
採番ルールを設定する
設定画面を開く (v2.9.0 以降・推奨)
- [ブリッジ葬儀 設定]タブ を開く
- 左メニューの 「採番」 を選ぶ
- 対象ごとのカードが並びます (施行情報・会員契約・事前相談・合計請求)
- 変更したいカードで値を編集し、保存します
この画面の操作には カスタム権限「BridgeSettingsAdmin」 が必要です。担当者に割り当ててください (ユーザーと権限 参照)。権限が無いユーザーには設定メニューが表示されず、サーバー側でも操作が拒否されます。
画面から変更できるのは次の2種類です。
- 書式 — 接頭辞・日付タイプ・区切り文字・桁数・リセット周期・開始番号・有効。系列の新規追加もできます
- 次の番号 — 次に振られる番号そのもの。「既存の最大番号に合わせる」ボタンもあります
旧手順 (カスタムメタデータ型を直接編集)
v2.8.x までは次の手順が必要でした。v2.9.0 以降は上記の設定画面をお使いください。
- 設定 (Setup) → クイック検索で 「カスタムメタデータ型」 を開く
- 一覧から 「連番採番設定」 の 「レコードを管理」 をクリック
- 既定のレコード (
Ceremony/Ceremony_Sougi/Ceremony_Houyou/Membership) が並びます - 編集したいレコードの 「編集」 をクリック
各項目の意味
項目 | 説明 |
|---|---|
対象オブジェクト | 採番対象の API 参照名 ( |
レコードタイプ | 対象を絞るレコードタイプの開発者名 (例: |
日付タイプ | 番号に日付を含めるか。 |
接頭辞 | 先頭に付ける固定文字 (例: |
区切り文字 | 各パーツの間に入れる文字 (例: |
リセット周期 | 連番を振り直す周期。 |
桁数 | 連番のゼロ埋め桁数 (例: |
開始番号 | 採番を始める番号 (通常 |
有効 | チェックを外すと そのレコードの自動採番を停止 (手入力に戻す) |
番号の組み立て方
番号は次の順で連結されます (空のパーツは詰められます)。
[接頭辞] [区切り] [日付(年月/日付)] [区切り] [ゼロ埋め連番]
例: 接頭辞 S / 日付タイプ 年月(YYYYMM) / 区切り - / 桁数 3 / 月次リセット → 2026 年 6 月の 1 件目は S-202606-001
リセット周期 を
月次にすると、月が変わるたびに連番が001から振り直されます。なし(連続)なら通し番号で増え続けます。
新しい対象を増やしたいとき
別オブジェクトやレコードタイプにも採番したい場合は、「新規」 でレコードを追加し、対象オブジェクトとレコードタイプ・採番ルールを設定します (採番処理が対応しているオブジェクトに限ります。判断に迷う場合はパッケージ提供元に確認してください)。
Name 項目を Lightning ページから隠す
自動採番を使うなら、レコードの新規作成画面に Name (名前) 入力欄を出さない ほうが、担当者の入力ミスを防げます。動的フォーム (Dynamic Forms) で Name 項目を取り除きます。
パッケージ同梱の施行情報・法要・会員契約の Lightning レコードページ (
CeremonyPage/HoyoPage/MembershipRightsPurchasePage) では、すでに Name 項目を除外済み です。独自にページを作っている場合や、別レコードタイプ用のページを用意する場合に、以下の手順を行います。
手順 (動的フォーム)
- 対象オブジェクトのレコードを開き、右上の 歯車 ⚙ → 「編集ページ」 (Lightning アプリケーションビルダー) を開く
- ページ中央のフィールドセクションから 「名前 (Name)」項目コンポーネントを選択
- 右側または項目上の 削除 (ゴミ箱) アイコン で項目を取り除く
- フィールドセクションごと不要な場合はセクションを削除しても構いません
- 「保存」 → 初回は 「有効化」 で、対象のアプリ / レコードタイプ / プロファイルに割り当て
- 新規作成画面に Name 欄が出ないことを確認
動的フォームが使えない (旧来のページレイアウト運用の) 場合は、ページレイアウトから Name を外す方法もありますが、Text 型の Name は標準だと作成時に必須 になります。動的フォームでの除外を推奨します。
⚠️ 注意: 採番を無効化したまま Name を隠さない
採番設定の 「有効」を外す (採番を止める) と、Name は自動で入りません。その状態で Name 項目をページから隠していると、名前が空のまま保存できず作成に失敗 します。
- 採番を 使う → Name をページから隠してよい
- 採番を 使わない (手入力運用) → Name 項目はページに残す
この対応関係を必ず合わせてください。
こんなときは
番号が振られず保存でエラーになる
- 採番設定の 「有効」がオフ になっていないか確認
- 対象オブジェクト / レコードタイプの設定が、作成しようとしているレコードに 一致しているか 確認 (レコードタイプ別設定が無ければ、レコードタイプ空欄の共通設定が使われます)
既存レコードに後から番号を振りたい
自動採番は 新規作成時のみ 動きます。既存レコードへの一括採番は標準では行われません。必要な場合はパッケージ提供元に相談してください。
月をまたいでも番号がリセットされない
採番設定の 「リセット周期」 が なし(連続) になっていないか確認してください。月次にしたい場合は 月次 に変更します。
同じ番号が重複してしまう
採番は内部のカウンター (SequenceCounter__c) で管理しています。v2.9.0 から、自動採番が既存レコードと重複する場合は空き番号まで自動で繰り上げます。 また「次の番号」が既存データより遅れている場合は、設定画面を開いた時点で警告が出ます。
カウンターのレコードを手作業で編集する必要はありません。[ブリッジ葬儀 設定]→[採番]の 「次の番号」 から変更してください。
移行時に既存の番号から続けたい
移行データの最大番号から連続させたい場合は、[ブリッジ葬儀 設定]→[採番]で 「次の番号」 を直接指定するか、「既存の最大番号に合わせる」 ボタンを使います。
v2.8.x までは、カスタムメタデータ型の「開始番号」を変えてもカウンターが既に存在すると参照されないため、反映されませんでした。v2.9.0 の設定画面はカウンター自体を更新します。
関連ページ
- バージョン履歴 (Changelog) — v2.4.0 の追加項目
- オブジェクトと項目の基本 — レコードタイプの考え方
- App Builder でページを設定する — 動的フォームの基本
📅 最終更新日: 2026-08-25