機能の深掘り
テキストマスタで定型文を呼び出す
伝票の備考欄やコメント欄に「いつも同じ文章を書くな」と感じることはありませんか? テキストマスタ (TextMaster) に登録しておけば、必要な時に呼び出して貼り付けることができます。
テキストマスタとは
用途 | 例 |
|---|---|
振込先案内 | 「お振込先: みずほ銀行 ◯◯支店 普通 1234567 山田葬儀社」 |
キャンセルポリシー | 「ご注文後のキャンセルは...」 |
お礼の文言 | 「この度はご利用いただきまして..." |
会員特典の案内 | 「会員様は次回 10% 割引が...」 |
支払条件 | 「お支払いは葬儀終了後 30 日以内にお願いします」 |
組織でよく使う 定型文 をマスタとして登録しておくのが、本機能の使い方です。
ステップ 1: テキストマスタを登録 (管理者作業)
- 「テキストマスタ」タブ → 「新規」
- 入力項目:
- 名前 (例:
振込先案内 (本店)) - テキスト本文 — 実際の定型文を入力
- 分類 (任意 / 用途別フィルタ用)
- 名前 (例:
- 「保存」
通常は管理者がマスタを整備します。担当者は登録された定型文を呼び出して使う側に回ります。
ステップ 2: 伝票等で呼び出す
呼び出し方には数パターンあります。v2.3.0 以降は、伝票エディターの備考欄から定型文を直接挿入できる ようになり、これが一番手軽です。
パターン A: 伝票エディターから直接挿入 (v2.3.0〜・推奨)
伝票エディター (見積 / 請求 など) の下部に 「備考」入力欄 があり、その横に 「テキストマスタから挿入」プルダウン が並びます。
- 伝票エディターを開く
- 備考欄の横の 「テキストマスタから挿入」 プルダウンから定型文を選ぶ
- 選んだ定型文の本文が 備考欄に挿入 される (既に文章が入っている場合は 改行して追記)
- 必要に応じて備考欄で直接手直し → 保存
同じ定型文を続けて選べるように、挿入後はプルダウンの選択は自動でリセットされます。挿入されるのは テキストマスタの本文 (
TextInformation__c) です。
入力した備考は 見積書・請求書・領収書 PDF にも表示 されます (伝票の Remark__c 項目)。
パターン B: コピペ運用 (シンプル)
- テキストマスタタブから該当のレコードを開く
- テキスト本文を選択 → コピー
- 伝票の備考欄に貼り付け
パターン C: テキストマスタ参照項目から自動引用
組織のカスタマイズで、伝票に 「テキストマスタ (Lookup)」項目 を追加している場合、参照を設定すると備考欄に自動で本文が反映される運用も可能です。
業務上の活用例
1. 請求書の振込先案内
請求書 PDF に印字する「お振込先」情報を、毎回手書きせずに済む。
2. 喪主への案内文書
葬儀後の事務手続き案内 (戸籍関係 / 保険関係 / 諸手続) のテンプレ。
3. 互助会案内
会員加入時の特典説明文 / 規約抜粋。
4. 寺院との確認事項
戒名授与や法要日程確認のテンプレートメッセージ。
こんなときは
マスタにない定型文を追加したい
→ 管理者に依頼してテキストマスタに登録してもらう。
マスタの本文を一部だけ変えたい
→ コピーして貼り付け後、伝票上で直接編集する。マスタは「雛形」として運用するのが原則。
マスタを削除したい
→ 管理者に依頼。過去の伝票で参照されている場合は削除せず「無効化」推奨。
マスタが見つからない
→ 「テキストマスタ」タブが表示されていない可能性。権限セット (担当者以上) が割り当たっているか確認。
マスタ運用のコツ
「いつ」「誰が」「どこで」使うかをマスタ名に込める
- ❌ 悪い例:
定型文 1/案内文/カスタマー向け文章 - ✅ 良い例:
振込先案内 (本店)/キャンセル規約 (一般葬)/寺院打合せ事前確認
マスタ名で迷ったら、定型文の タイトル + 用途 + バリエーション を入れます。
部署 / 用途別に分類
組織内で複数の用途がある場合、カテゴリ を活用して分類:
振込先キャンセル規約案内文お礼事務手続き
次に進む
- 伝票エディタを使いこなす — 備考欄への入力
- 見積から請求書・領収書を作る — 請求書 PDF の備考表示
- 管理者: マスタデータを整備する — テキストマスタの追加・編集
📅 最終更新日: 2026-06-16