セットアップ

ライセンスモデル|OEM と ISV の 2 形態

ブリッジ葬儀は、Salesforce AppExchange のパッケージとして OEM (Embedded license)ISV2 形態で提供 しています。

  • OEM 版 — お客様が Salesforce を別途契約せず に利用できる形態(提供元が Salesforce ライセンスごと提供)
  • ISV 版すでに Salesforce をお使いのお客様が、既存の組織にパッケージを追加インストール して利用する形態(2026 年 7 月 1 日に Salesforce 社との契約が完了し提供開始)

導入時のライセンス判断・利用範囲・制約を本ページで整理します。

OEM と ISV の違い

AppExchange のパッケージは、ライセンス形態によって大きく 2 種類 に分かれます。

観点

OEM (Embedded license)

ISV (Independent Software Vendor)

販売モデル

パッケージ提供元が Salesforce ライセンスごと 販売

顧客が 自分で Salesforce を契約 した上でパッケージを追加

顧客の Salesforce 契約

不要 (パッケージ提供元経由)

必要 (Sales Cloud / Service Cloud / Platform 等)

使えるオブジェクト範囲

パッケージのカスタム + 限定的な標準

顧客契約に応じてフル機能

コスト

パッケージ提供元の一括料金

Salesforce 本体 + パッケージ別

代表的なライセンス

OEM Lite User / OEM User

Salesforce / Platform / Service など

ブリッジ葬儀の位置付け(OEM / ISV の 2 形態)

ブリッジ葬儀は どちらの形態でも導入できます。お客様の Salesforce 契約状況に応じて選択します。

OEM 版(Salesforce 契約が不要)

  • 葬儀社のお客様は Salesforce を別途契約せず 、パッケージ提供元との契約のみでブリッジ葬儀を利用できる
  • 提供されるユーザーライセンスは Salesforce Platform ライセンス相当 のスペック
  • パッケージインストールは無償だが、各ユーザーに OEM ベースのユーザーライセンス を割り当てる必要がある
  • Sales/Service Cloud 固有の標準機能(商談・リード・ケース等)は利用不可(後述)

ISV 版(既存の Salesforce 組織に追加)

  • すでに Salesforce を運用している組織に、パッケージを追加インストール して利用する形態
  • お客様が契約している Salesforce(Sales Cloud / Service Cloud / Platform 等)のライセンス範囲で動作するため、商談・リード・ケースなどの標準機能もそのまま併用 できる
  • これまで蓄積した取引先・取引先責任者などの 既存データと自社カスタマイズを活かしたまま 葬儀業務の機能を追加できる
  • パッケージは名前空間 sou で分離されているため、既存のカスタムオブジェクト・項目・フローと名前が衝突しない
  • 大手葬儀社・互助会など、すでに Salesforce を全社導入している組織向け

ISV 版は 2026 年 7 月 1 日 に Salesforce 社との契約が完了し、提供を開始しました。

どちらを選ぶか

状況

推奨

Salesforce を契約していない / これから始める

OEM 版

すでに Salesforce を運用しており、既存環境を活かしたい

ISV 版

商談・リード・ケースなど Sales/Service Cloud の機能も併用したい

ISV 版

OEM ライセンスでできること・できないこと

ここからの制約は OEM 版 のものです。ISV 版はお客様が契約している Salesforce ライセンスの範囲 で動作するため、以下の制限は当てはまりません。

OEM ライセンスは、フルの Salesforce ライセンスと比べて 使える機能が一部制限 されます。代表的な範囲は以下のとおり。

✅ できること

機能

内容

ブリッジ葬儀のカスタムオブジェクト

施行情報・伝票・会員契約・商品マスタ etc. 全て利用可

取引先 (Account)

利用可 (家族 / 会社 として言い換えて使用)

取引先責任者 (Contact)

利用可 (お客様 として言い換えて使用)

ユーザー / プロファイル / 権限セット

標準機能をフル利用

共有モデル (OWD / ロール / 共有ルール)

標準機能をフル利用

レポート / ダッシュボード

標準機能をフル利用

フロー (Flow)

全種類利用可

Apex / LWC

パッケージのものに加えて、組織独自カスタムも可

モバイルアプリ (Salesforce Mobile App)

利用可

データインポート (Wizard / Data Loader)

利用可

Sandbox

利用可 (種類は契約による)

❌ できないこと (主に Sales/Service Cloud の機能)

機能

OEM ライセンスでの状態

商談 (Opportunity)

利用不可 (Sales Cloud 専用)

リード (Lead)

利用不可

キャンペーン (Campaign)

利用不可

ケース (Case)

利用不可 (Service Cloud 専用)

ソリューション (Solution)

利用不可

見積 (Quote 標準)

利用不可 (ブリッジ葬儀の Slip__c で代替)

価格表 (Pricebook)

利用不可 (ブリッジ葬儀の PriceType__c で代替)

注文 (Order 標準)

利用不可 (ブリッジ葬儀の Slip__c で代替)

契約 (Contract)

利用不可

ブリッジ葬儀は、上記の使えない標準機能を パッケージ独自のカスタムオブジェクト (Slip__c / PriceType__c など) で 代替する設計 になっています。

🔑 重要: カスタムオブジェクト数の上限

OEM ライセンス (Embedded license) では、1 組織あたりのカスタムオブジェクト数が原則 10 まで という制約があります (OEM Lite User の場合)。

ただし、パッケージ提供元が同梱するカスタムオブジェクトはこの上限にカウントされません 。ブリッジ葬儀のカスタムオブジェクト (Ceremony__c / Slip__c / Membership__c 等 20 個程度) は パッケージ枠 で提供されるため、組織側の上限 10 を圧迫しません。

組織側で新規追加できるカスタムオブジェクト = 10 個

組織独自の業務カスタマイズで 追加できるカスタムオブジェクト10 個まで です。例えば:

  • ✅ 独自に「会葬者名簿」オブジェクトを追加 → 1 個消費
  • ✅ 独自に「お悔やみメッセージ」オブジェクトを追加 → 2 個消費
  • ✅ ...
  • ❌ 11 個目を追加しようとするとエラー

10 個を超えそうなとき

対処

内容

既存カスタムオブジェクトに統合

似た用途なら 1 オブジェクトに項目追加で済ませる

パッケージ標準で代替

似た機能があればパッケージのオブジェクトを使う

OEM フルライセンスへの切替

より上位のライセンス契約 (上限緩和 / 解除)

カスタムメタデータタイプ (CMDT) の活用

設定マスタなら CMDT は上限外

標準オブジェクトの利用範囲

OEM ライセンスでは、標準オブジェクトのうち 以下のみ利用可能 :

標準オブジェクト

用途

Account (取引先)

ブリッジ葬儀では「家族 / 会社」として

Contact (取引先責任者)

ブリッジ葬儀では「お客様」として

User (ユーザー)

Salesforce ユーザー管理

ToDo (Task) / 行動 (Event)

活動記録 (Activity) として

添付ファイル (Attachment / ContentVersion)

ファイル添付

メール送信 / メールテンプレート

標準コミュニケーション

レポート / ダッシュボード

集計・可視化

これ以外の Salesforce 標準オブジェクト (Opportunity / Lead / Case / Pricebook 等) は アクセス不可

API コール上限

OEM ライセンスでは、API コール数の月次上限が ユーザーあたり 200 コール / 24 時間 といった制限があります。 通常の業務利用では問題ないですが、外部システム連携 (CTI / マーケティングオートメーション 等) を多用する場合、API コール数の予算化が必要です。

ストレージ上限

OEM ライセンスでも組織あたりのデータストレージ・ファイルストレージは確保されています (契約に応じる)。 葬儀社の通常の業務量では十分ですが、PDF 大量保管 / 長期データ保持の場合は容量プランの見直しが必要。

OEM ライセンスを選ぶメリット

メリット

内容

Salesforce 単体購入よりコスト効率が良い

葬儀業務に必要な機能だけのライセンスとなり、無駄が無い

パッケージ提供元 1 社との契約で完結

Salesforce 本体の契約・更新を意識せずに済む

ライセンス上限内なら自由にカスタマイズ可能

カスタム項目・フロー・Apex・LWC の追加 OK

注意点・運用ルール

ライセンス契約は組織単位

組織 (= Salesforce 組織) ごとにライセンス数を契約。1 ユーザーに 1 ライセンスを割り当て。

Sandbox は本番組織のライセンスに含まれる

Sandbox を作成しても、追加ライセンスは不要 (Sandbox 種類による容量制限はあり)。

ユーザー追加時の手順

  1. パッケージ提供元から OEM ユーザーライセンス を購入 / 追加
  2. Salesforce 組織でユーザーを作成 (Setup → ユーザー → ユーザー → 新規)
  3. ユーザーライセンス に該当の OEM ライセンス種別を指定
  4. プロファイル を割り当て
  5. ブリッジ葬儀 の パッケージライセンス + 権限セット を割り当て

詳しくは ユーザー追加と権限の設定 を参照。

ユーザーを減らしたい場合

無効化したユーザーのライセンスは 次の契約更新時に減らせる 場合があります (契約形態次第)。パッケージ提供元にご相談ください。

こんなときは

「うちは商談管理もしたい」

→ OEM ライセンスでは商談 (Opportunity) は使えません。 事前相談 (Consultation__c) や活動 (Activity) で代替するか、別途 Salesforce Sales Cloud を併用契約してください。

「組織独自のカスタムオブジェクトを 11 個追加したい」

→ OEM ライセンスの上限を超えてしまいます。統合できる項目を 1 つのオブジェクトに集約 するか、上位ライセンスへの切替をご検討ください。

「他の AppExchange パッケージ (例: 会計連携アプリ) も入れたい」

→ AppExchange の 他社パッケージ が OEM ライセンスでも動作するかは、そのパッケージの提供元に要確認。ISV パッケージは通常 Sales Cloud / Service Cloud / Platform ライセンスを前提としているため、OEM では動かないものが多いです。

「Salesforce 本体のフル機能を使いたくなった」

→ Salesforce Sales Cloud / Service Cloud のフルライセンスへ アップグレード が可能です。ブリッジ葬儀パッケージは引き続き利用可能で、商談・ケース等の標準機能も併用できるようになります。コスト増になるため、業務要件と費用対効果を検討の上で。

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📅 最終更新日: 2026-06-16