機能の深掘り
合算請求書を作る (BillingSummary)
「同じ顧客への複数の請求書を、月末にまとめて 1 通で送りたい」というケース。葬儀社では、互助会・大手取引先・大規模法人案件 などで発生します。ブリッジ葬儀の 合算請求 (BillingSummary) 機能を使うと、複数の請求伝票をまとめて 1 つの請求書として扱えます。
関連: 合算請求は「請求先ごとに 1 通の伝票」というブリッジ葬儀の設計思想を理解しているとさらに使いやすくなります → 伝票の設計思想
合算請求とは
請求伝票 A (¥150,000)
請求伝票 B (¥250,000) ──┐
請求伝票 C (¥100,000) ──┼─→ 合算請求 (BillingSummary) ¥500,000
──┘
- 複数の請求伝票を 「合算請求レコード」 にまとめる
- 合算請求の総額 / 総入金額 / 残金 が自動集計される
- PDF 出力時に「合算請求書」として 1 通で発行
どんな時に使うか
シーン | 用途 |
|---|---|
月末締めの法人取引 | 同じ会社向けの複数案件を月末でまとめ |
互助会の月次請求 | 会員ごとの掛金請求をまとめ |
複数施行の同時請求 | 1 家族で立て続けに 2 件の葬儀があった場合 |
ステップ 1: 合算請求レコードを新規作成
- アプリ上部 「合算請求」タブ をクリック
- 右上 「新規」 をクリック
- 入力項目:
- タイトル (例:
2026 年 6 月分 山田家 月締請求) - 請求先 (家族 / 会社) — 法人取引なら会社、家族なら家族
- 請求月 (例:
2026/06/30) - 支払予定日 (
PaymentScheduleDate__c) — 任意 (Slip 共通の項目) - 発行元 (支店)
- タイトル (例:
- 「保存」
ステップ 2: 請求伝票を合算請求に紐付ける
合算請求レコードを作っただけでは、紐づく請求伝票はありません。
紐付ける方法 A: 請求伝票側から
- 該当の 請求伝票 を開く
- 「合算請求 (BillingSummary)」項目 を編集
- 検索アイコンから、上記で作った合算請求レコードを選択
- 「保存」
紐付ける方法 B: 「合算請求伝票作成」フロー
ステータス確定済みの請求伝票を複数選んで、まとめて合算請求にする手順。
- 「請求伝票」タブ で、紐付けたい請求伝票を 複数選択
- 「合算請求伝票作成」ボタン (画面右上のアクション) をクリック (Flow:
CreateBillingSummary) - 合算請求の 新規 / 既存 を選択
- 「実行」 → 選択した請求伝票が合算請求に紐付く
ステップ 3: 集計値の自動更新
請求伝票を合算請求に紐付けると、自動的に以下が動きます (Flow: UpdateBillingSummaryToatal)。
自動更新される項目 | 内容 |
|---|---|
合算請求の総請求額 | 紐づく全請求伝票の合計 |
合算請求の総入金額 | 紐づく全請求伝票の入金合計 |
合算請求の残金 | 総請求額 - 総入金額 |
担当者は紐付けるだけで、合算後の金額が自動で集計されます。
ステップ 4: 合算請求書 PDF を発行
(発行方法は組織により異なります。標準パッケージでは、合算請求レコードからの PDF 出力機能は将来拡張予定です。現状は以下のオプション:)
オプション A: 個別請求伝票の PDF をまとめて送付
それぞれの請求伝票から PDF を発行し、合算請求書の概要を PDF や Excel で別途作成して同封。
オプション B: 組織独自の合算請求書テンプレ
組織でカスタム PDF テンプレを用意 (Salesforce 標準機能 / 外部ツール) して合算用の請求書を生成。
合算請求への入金処理
合算請求に紐づく請求伝票が複数ある場合、どの請求伝票に入金をつけるか を決める必要があります。
方法 1: 各請求伝票に按分
合算 ¥500,000 のうち ¥300,000 入金された場合 → 個別請求伝票 A (¥150,000) / B (¥150,000) のように按分入金。
方法 2: 主請求伝票にまとめる
合算請求の代表として 1 件の請求伝票に全額入金 → 残額は他の請求伝票に手動振分。
方法 3: 合算請求レコードに直接入金紐付け
(将来拡張予定の機能)
現状は 方法 1 (按分) が会計上シンプルでお勧めです。
こんなときは
合算請求から請求伝票を外したい
請求伝票の「合算請求 (BillingSummary)」項目を空欄にして保存。自動的に合算請求の総額・総入金額が再計算されます。
合算請求を削除したい
合算請求レコードの 「削除」 ボタン。ただし、紐づく請求伝票がある場合は先に紐付けを解除する必要あり。
法人向け月末締めの典型運用
- 月初〜月末: 都度、施行ごとに見積→請求伝票を作成
- 月末締日: 全請求伝票を 同じ取引先で集約 → 合算請求レコードを作成
- 翌月: 合算請求書を取引先に送付 → 入金待ち
- 入金: 各請求伝票に按分
合算後の合計が請求書総額と合わない
紐付けた請求伝票の中に キャンセル状態のもの が含まれていないか確認。キャンセル分は集計から除外する運用が一般的 (組織のフローで対応必要)。
月をまたいだ請求伝票を 1 通にまとめたい
技術的には可能ですが、会計上 (月次決算など) で問題になることがあります。基本は 月単位での集約 をおすすめします。
合算請求と通常の請求伝票の使い分け
ケース | 推奨 |
|---|---|
1 件の葬儀 | 個別の請求伝票で発行 |
1 件の葬儀で複数見積 → 1 通請求 | 個別請求伝票 (CreateCeremonyBillingDocument で合算) |
複数の葬儀を月締めで 1 通 | 合算請求 |
法人向け月次定期請求 | 合算請求 |
同一家族の通夜・葬儀・法要を別個別請求 | 個別請求伝票で発行 |
次に進む
- 見積から請求書・領収書を作る — 個別請求伝票の作成
- 入金処理 — 合算請求への入金按分
- 伝票のステータスとロック — 確定状態の管理
📅 最終更新日: 2026-06-16