LWC プロパティ設定 (App Builder)
伝票エディタ (slipDetailEditor) の設定
伝票エディタ は、見積・請求・発注・テンプレートのいずれの伝票でも明細編集を行う主要画面です。13 個のプロパティで「規格列の表示」「税率の絞り込み」「単価の元」「割引列の出し入れ」などを柔軟に制御できます。
配置対象オブジェクト:
Slip__c(伝票) 配置可能ターゲット:lightning__RecordPage(Large / Small 両対応)
設定の場所
- 伝票詳細ページを App Builder で開く
- レコードタイプ別に Lightning ページを分けるのが一般的 (見積用 / 請求用 / 発注用)
slipDetailEditorコンポーネントを選択- 右パネルに 13 個のプロパティが表示
- 設定後、ページを保存 & 「有効化」 → レコードタイプで割り当て
レコードタイプ別のページ分け推奨
伝票には 4 種類のレコードタイプ (見積 / 請求 / 発注 / テンプレート) があり、それぞれ使う列や設定が違います。同じ Lightning ページを使い回すより、レコードタイプ別に Lightning ページを作成 → 設定を分ける のが運用しやすいです。
SlipRecordPage_Estimate (見積用) ─── 規格表示=ON、定価表示=ON、割引列=ON、単価元=販売単価
SlipRecordPage_Invoice (請求用) ─── 同上、ただし編集はロック
SlipRecordPage_Order (発注用) ─── 単価元=仕入単価、割引列=OFF
SlipRecordPage_Template (テンプレ) ─── 雛形用、最小限の列のみ
プロパティ一覧 (13 個)
単価・税率の反映元 (1 個)
プロパティ | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|
税率/価格の反映元 ( |
|
|
商品検索モーダルから明細を追加するときの単価と税率を、どちらから引くかを切替。
- 見積 / 請求伝票:
販売単価(顧客向け価格) - 発注伝票:
仕入単価(仕入先からの仕入額)
列の表示制御 (4 個)
プロパティ | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|
規格の表示 ( |
| 規格列を表示するか |
定価を表示する ( |
| 定価列を表示するか |
割引率を表示する ( |
| 割引率 (%) 列を表示するか |
割引額を表示する ( |
| 割引額 (円) 列を表示するか |
表示する列を 業務に必要なものだけ に絞ると、エディタが見やすくなります。例: 発注では割引率を使わないなら OFF。
備考列の項目割当 (4 個)
プロパティ | データソース | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
備考1の項目 ( |
|
| 備考1 列にどの項目を割当てるか |
備考1を複数行にする ( | true/false |
| 複数行 textarea で表示 |
備考2の項目 ( |
|
| 備考2 列にどの項目を割当てるか ( |
備考2を複数行にする ( | true/false |
| 同上 |
葬儀社の運用次第で「備考1 = 札名 / 備考2 = 納品場所」のように使い分け可能。
税率プルダウンの表示 (v2.3.0+)
伝票エディタの 税率プルダウン は、TaxRate__c.ShortName__c (略称) を優先表示するようになりました (略称未設定なら正式名にフォールバック)。
- 例:
課税売上 10%→課10、課税売上 軽減 8%→軽8 - プルダウン幅が省スペース化される (3fr → 6rem)
略称は税率マスタ側で設定 (管理者作業) 。
商品検索モーダルのフィルタ表示 (1 個)
プロパティ | データソース | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
商品検索画面の分類フィルター表示 ( |
|
| 商品分類フィルタの表示形式 |
- ボタン: 分類を横並びのボタンで表示 (分類が少ない組織向き)
- プルダウン: 1 つのドロップダウンに集約 (分類が多い組織向き)
集計区分のグルーピング既定値 (1 個)
プロパティ | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|
集計区分ごとにまとめる(既定値) ( |
| エディタを開いた時に集計区分グルーピングを ON にするか |
担当者は画面上のチェックで一時的に OFF にも切替可能。「常に集計区分順で確認したい」運用 なら ON 推奨。
非推奨プロパティ (2 個)
プロパティ | ラベル | 状態 |
|---|---|---|
|
| v1 旧プロパティ。設定しても無視される |
|
| 同上 |
パッケージ管理上削除できないため残っていますが、
@apiが残っているだけで内部実装で常に false 扱い。設定不要。
設定例: 見積伝票用ページ
SlipRecordPage_Estimate
─────────────────────────────────────────
税率/価格の反映元: 販売単価
規格の表示: ON
定価を表示する: ON
割引率を表示する: ON
割引額を表示する: ON
備考1の項目: 備考 (Remarks__c)
備考1を複数行に: OFF
備考2の項目: 札名 (BillName__c)
備考2を複数行に: OFF
商品検索フィルタ: ボタン
集計区分グルーピング既定値: OFF
設定例: 発注伝票用ページ
SlipRecordPage_Order
─────────────────────────────────────────
税率/価格の反映元: 仕入単価
規格の表示: ON
定価を表示する: OFF (発注では使わない)
割引率を表示する: OFF
割引額を表示する: OFF
備考1の項目: 備考
備考2の項目: 納品場所 (DeliveryLocation__c)
商品検索フィルタ: プルダウン
集計区分グルーピング既定値: ON
設定例: シンプル運用 (一律)
組織でレコードタイプ別の差別化をしない場合:
SlipRecordPage (全レコードタイプ共通)
─────────────────────────────────────────
税率/価格の反映元: 販売単価
規格の表示: OFF (シンプル)
定価を表示する: OFF
割引率を表示する: ON
割引額を表示する: OFF
備考1の項目: 備考
備考2の項目: なし
商品検索フィルタ: ボタン
集計区分グルーピング既定値: OFF
レコードタイプ別ページの割り当て
複数の Lightning ページを作ったら、各レコードタイプに割り当て:
- Lightning ページの 「有効化」 をクリック
- 「レコードタイプおよびプロファイル別のアクセス」を選択
- 対象 レコードタイプ (例:
Estimate) と プロファイル を選択 - 保存
これで「見積伝票を開いたユーザーは見積用ページ、請求伝票を開いたユーザーは請求用ページ」と自動切替されます。
サポートされるフォームファクター
伝票エディタは Large (デスクトップ) と Small (モバイル) の両方をサポート。 ただし、モバイルでは画面幅の制約があり、列が多すぎると操作しにくいので 列を絞る ことを推奨。
こんなときは
列の表示を ON にしたのに出ない
- ブラウザを再読み込み (キャッシュ)
- ページが「有効化」されているか確認
- 対象レコードタイプに正しく割り当てられているか
備考列に出したい項目がリストにない
→ remarks1Field / remarks2Field のデータソースは固定値です。 カスタム項目を備考に出したい場合は、ブリッジ葬儀パッケージへの 拡張要求 が必要 (現状の標準項目から選択)。
複数組織で同じ設定を使いたい
→ Lightning ページの Change Set または SFDX で本番にデプロイ。Sandbox で動作確認後、同じ設定を本番に。
規格列が業務上必須
→ showStandard = true に設定し、商品マスタの 規格 項目にきちんと値を入れる運用を徹底。
割引列を非表示にしたら担当者が困った
→ showDiscountRate / showDiscountAmount を ON に戻す。または、特定権限の人だけ見える運用 (項目レベルセキュリティ) も検討。
一般ユーザー向け参考
エディタの操作詳細は一般ユーザー向け 伝票エディタを使いこなす を参照。プロパティ設定の見え方も同じガイドで言及されています。
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📅 最終更新日: 2026-06-16