LWC プロパティ設定 (App Builder)
伝票エディタの表示設定
伝票エディタ は、見積・請求・発注・テンプレートのいずれの伝票でも明細編集を行う主要画面です。表示する列や単価の反映元を、伝票の種類(レコードタイプ)ごとに 設定できます。
以前は Lightning App Builder のコンポーネントプロパティで設定していましたが、設定モーダル に移行しました。App Builder 側での設定は不要です。
設定の場所
伝票エディタのツールバー右にある 歯車アイコン から「設定」モーダルを開き、左メニューの [伝票エディタ表示] を選びます。
商品価格の画面や価格一括編集の画面からも、同じ歯車から開けます。
設定は 組織全体に適用 されます。モーダル上部で伝票の種類(見積 / 請求 / 発注 / テンプレート)のタブを切り替えて、種類ごとに別の設定を保存します。
保存には
SlipEditorSetting__cの作成・更新権限が必要です。権限がないユーザーには保存時にエラーが表示されます。
設定項目
基本
項目 | 既定値 | 説明 |
|---|---|---|
税率/価格の反映元 | 見積・請求・テンプレート: | 商品検索から明細へ追加したときに反映する単価と税率 |
明細グリッドの横幅 |
| 全列を画面内に収めるか、列幅を固定して横スクロールさせるか |
表示する列が多くて入力欄が狭くなる場合は「列を固定して横スクロール」を選びます。
表示する列
チェックボックスは、伝票エディタで左から右へ表示される順に並んでいます。
項目 | 既定値 | 説明 |
|---|---|---|
Noを表示する | OFF | 並び順の内部値である行番号を画面にも表示する |
規格を表示する | OFF | 商品マスタから転記した規格列を表示する |
定価を表示する | ON | 定価列を表示する |
割引率を表示する | 見積・請求: ON / 発注・テンプレート: OFF | 割引率(%)列を表示する |
割引額を表示する | 見積・請求: ON / 発注・テンプレート: OFF | 割引額(円)列を表示する |
サービスを表示 | OFF | 「サービス」「セットに含む」の区分列を表示する |
「サービス」「セットに含む」を選んだ明細は請求対象外となり、明細金額は 0 円になります。提供価格・割引・税率の入力欄は表示されず、PDF の金額欄には区分名が表示されます。
追加表示列
表示する列(最大4列) で、明細に表示したい項目を 4 つまで選びます(v2.9.0 で 2 列から 4 列に拡張しました)。「選択可能な列」から選んで右へ移し、上下ボタンで順番を変更します。上から順に、エディタでは左から右へ 表示されます。
標準で選べる項目:
項目 | 型 |
|---|---|
備考( | テキストエリア |
札名( | テキストエリア |
納品場所( | テキスト |
商品集計区分( | テキスト |
納品日( | 日付 |
納品日時( | 日時 |
納品時間( | 時間 |
発注日( | 日付 |
発注カテゴリ( | 選択リスト |
業者( | 参照(取引先) |
施行情報( | 参照(施行情報) |
備考と札名は複数行で入力できます。
葬儀社の運用次第で「1列目 = 札名 / 2列目 = 納品場所」のように使い分けられます。
組織で追加したカスタム項目も選べます(v2.9.0+)
伝票明細(SlipDetail__c)に組織で追加したカスタム項目も、「選択可能な列」に自動で表示されます。パッケージへの拡張要求は不要です。
対応する項目の型:
- テキスト / テキストエリア / ロングテキストエリア
- 数値 / 通貨 / パーセント
- 日付 / 日時 / 時間
- 選択リスト / 選択リスト(複数選択)
- 参照関係
- チェックボックス
- メール / 電話 / URL
次の項目は 候補に表示されません。
- 数式・積み上げ集計・自動採番 — 入力できないため
- リッチテキストエリア — 明細の行内で編集できないため
- 項目レベルセキュリティで作成・編集が許可されていない項目 — 保存できないため
- API 参照名がパッケージ項目と重複する項目 — 例として、独自に
Remarks__cという名前で項目を作った場合。名前を変えて作り直してください
カスタム項目を作った直後は候補に出ないことがあります。選択肢の一覧はブラウザ側で一時保存されるため、ブラウザを再読み込み してください。
項目レベルセキュリティの確認を忘れずに。 項目を作成する画面(項目作成ウィザードの手順3)で参照・編集を許可していないと、候補に表示されません。Setup の画面から作った場合は既定で許可されますが、Metadata API やパッケージ経由で項目を追加した場合は許可されないことがあります。その状態では 項目自体が管理者にも見えなくなる ため、オブジェクトマネージャで項目が見つからないときもこれを疑ってください。
商品検索
項目 | 既定値 | 説明 |
|---|---|---|
商品検索画面の分類フィルター表示 |
| 商品分類の選び方 |
- ボタン: 分類を並べてワンクリックで切り替え(分類が少ない組織向き)
- プルダウン: 1 つにまとめる(分類が多い組織向き)
集計区分
項目 | 既定値 | 説明 |
|---|---|---|
集計区分ごとにまとめる(既定値) | OFF | エディタを開いたときに集計区分グルーピングを ON にするか |
新しい伝票でエディタを開いたときの既定値です。伝票画面で個別に切り替えて保存した状態がある場合は、その伝票の設定が優先されます。
総施行高集計(請求タブのみ)
項目 | 既定値 | 説明 |
|---|---|---|
総施行高の集計範囲 |
| 施行情報の「総施行高(税抜)」に含める請求伝票の範囲 |
伝票区分が未設定の請求伝票は、どちらの設定でも集計されません。詳しくは 施行情報を登録する を参照してください。
見積書(見積タブのみ)
見積有効期限の既定日数は [帳票 PDF] の設定画面へ移動しました。伝票エディタ表示の設定では変更できません。
設定例
見積伝票
税率/価格の反映元: 販売単価
規格を表示する: ON
定価を表示する: ON
割引率を表示する: ON
割引額を表示する: ON
表示する列: 備考 / 札名
商品検索フィルタ: ボタン
集計区分ごとにまとめる: OFF
発注伝票
税率/価格の反映元: 仕入単価
規格を表示する: ON
定価を表示する: OFF(発注では使わない)
割引率を表示する: OFF
割引額を表示する: OFF
表示する列: 備考 / 納品場所 / 納品日 / 業者
明細グリッドの横幅: 列を固定して横スクロール
商品検索フィルタ: プルダウン
集計区分ごとにまとめる: ON
シンプル運用
税率/価格の反映元: 販売単価
規格を表示する: OFF
定価を表示する: OFF
割引率を表示する: ON
割引額を表示する: OFF
表示する列: 備考
商品検索フィルタ: ボタン
集計区分ごとにまとめる: OFF
モバイルでの利用
伝票エディタはデスクトップとモバイルの両方で使えます。ただしモバイルでは画面幅の制約があるため、表示する列を絞る ことを推奨します。列が多い場合は「列を固定して横スクロール」を選んでください。
こんなときは
設定を変えたのにエディタに反映されない
保存すると、開いている伝票エディタにもその場で反映されます。反映されない場合はブラウザを再読み込みしてください。
追加表示列に出したいカスタム項目が候補にない
上記「組織で追加したカスタム項目も選べます」の除外条件を確認してください。よくある原因は次の 2 つです。
- 項目レベルセキュリティ で、その項目の参照または編集が許可されていない(最も多い原因)
- 数式項目や積み上げ集計項目 を作っている(入力できないため対象外)
ブラウザの再読み込みも試してください。
項目レベルセキュリティの確認方法: 設定 → オブジェクトマネージャ → 伝票明細 → 項目とリレーション → 対象の項目 → [項目レベルセキュリティの設定] で、利用するプロファイルに参照・編集が付いているかを見ます。
選んでいた列が消えた
設定した項目が 削除された か、参照権限がなくなった 場合、その列は表示されません(空欄の列が出ないようにするため)。項目を復活させるか、設定モーダルで別の列を選び直してください。
以前 App Builder で設定していた内容が反映されていない
App Builder のプロパティを独自に変更していた組織では、その値を引き継げません(Apex から App Builder の設定値を読めないため)。設定モーダルで再設定してください。
規格列が業務上必須
「規格を表示する」を ON にし、商品マスタの 規格 項目に値を入れる運用を徹底してください。見積書・請求書 PDF の明細にも規格が表示されます。
割引列を非表示にしたら担当者が困った
「割引率を表示する」「割引額を表示する」を ON に戻してください。特定の人だけに見せたい場合は、項目レベルセキュリティでの制御も検討できます。
一般ユーザー向け参考
エディタの操作詳細は 伝票エディタを使いこなす を参照してください。
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📅 最終更新日: 2026-08-20